圧縮レス銅アルミ兼用端子

スクリュー端子はアルミと銅導体の接続に対応した圧縮や圧着工具を必要としない、欧州の先進国が採用する低圧~最大電圧36kVまでのケーブル接続の画期的工法です

アルミケーブルは、コストと軽量であることから国内導入が進んでおります。しかし一方で接続する端子やスリーブは、特注品や特殊な工具及びダイスが必要となり、コスト面や納期面で大きな課題を抱えています。スクリューコネクターは、圧縮工具やダイスを使いません、一般的なボルト締付け工具のみで施工が可能です。アルミ特殊合金で製造された本体は、アルミケーブルと銅導体の供用を実現し、サイズも共用化を実現しています。国内でもスクリュー原理を利用したケーブル接続材の採用開始により、迅速な作業が実現します。

特長

簡単迅速
  • アルミ特殊合金製で軽量
  • 導体挿入後ボルト締付、規定トルクでボルト頭せん断だけで施工が完了します
  • 圧縮工具、ダイスの準備は不要、電源確保も不要
  • 電動工具使用で、更に締付作業の力仕事と時間を削減
多目的用途
  • アルミ、銅導体の双方に適用します(複合より線不可)
  • サイズ共用化を実現しています(8~400㎟の11種類導体を6品種でカバーします)
  • 本製品は低圧用、単線、より線、圧縮より線に適用します
  • 低圧から最大36KVまでの幅広い電圧に使用できます
世界規格
  • IEC規格61238-1(最⼤36KVまでのケーブル圧縮及びメカニカルコネクターの規格要件)におけるメカニカルコネクターの要求を満たしています 
  • IEC規格60228(JIS C 3664-2007)に規定された導体に適合

性能(IEC61238-1)

性能項目性能要求
長期課通電1000サイクル、導体温度120°後、抵抗率が規格値以内
短絡試験6回の短絡電流印加後、各抵抗係数が規格値内
引張試験:アルミ導体公称断面積×40N、1分間保持で滑りなし(最大20,000N)
引張試験:銅導体公称断面積×60N、1分間保持で滑りなし(最大20,000N)

※上記はIEC規格ケーブルにおける規格値となります。
※コネクターには許容電流の規格値がなく一般的にケーブルの許容電流にあわせて設計されています。準拠規格は国際規格のDIN-EN/IEC60228となります。

国内規格の要求性能

・JIS C 2805 銅線用圧着端子
・JIS C 2806 銅線用圧着スリーブ
上記に規定される「電気抵抗試験」「温度上昇試験」「引張荷重試験」を銅導体及びアルミ導体を用いて試験し、条件をクリア

製品種類

品番LL1DD1D2ボルト数管理番号
CSK 6-50653022139.11313461
CSK 16-956530221312.51291122
CSK 50-15080352813161290812
CSK 95-240110603313202289968
CSK 95-240DM17110603317202289984
CSK 240-400135754017262291178

選定表

品番Cu(㎟)Al(㎟)
CSK 6-508/14/22/388/14/22/38
CSK 16-9522/38/6022/38/60
CSK 50-15060/10060/100/150
CSK 95-240100/150/200100/150/200
CSK 95-240DM17100/150/200100/150/200
CSK 240-400250/325250/325/400